TW5 空野灯 資料

ケルベロスブレイドにおける非公式設定資料です

砂浜に、牙が突き立つ 仮プレイング

・変身について
スーパーヒロインに変身済み

・心境
戦争で慈愛龍を失ったのに、また竜牙兵が来るんだね……
どんな理由があっても、この星に住むみんなの命は奪わせない!
もう……目の前で誰かが傷つくのは嫌なの!

・戦闘前
お客さんに混じって海水浴場に潜伏してるよ
敵が現れたら仲間と包囲して被害者が出ないように陣形を組むよ!
敵を包囲したらオカザキさん達に避難誘導をお願いするね!

・戦闘
★スナイパー
まずはくろがねと金剛を倒して敵の連携を崩すよ!
仲間と同じ敵を狙うよ
★旋刃脚or★達人の一撃が命中100%以上なら優先して使ってBS漬けにするの
二つは交互に使うよ
上の二つが命中100%未満なら他の技も確実度高い順に使うね
麻痺で動けなくして氷でじわじわ作戦だよ!

盾を倒したら紅蓮→雷霆の順番に倒す!
今度は確実度一番高い技を使うよ
敵は強いし連携もしてくる
だったら私達は信頼の連携で戦う!
竜牙兵に足りないもの……それは想いの力だよ!

逃げ続けた男 仮プレイング

・変身について
最初からスーパーヒロインに変身済みだよ

・心境
そっか……。もう、人には戻れないんだね……
それでも……元に戻せる可能性を信じて戦うよ
この街はわたし達が守る
誰も傷つけさせない
あなたも……救いたい

・戦闘前
民間人を予め避難させておくの
騒ぎにならないよう内密にやるよ
警察にケルベロスである事を明かして避難誘導を手伝ってもらうよ
★隣人力も使ってお願いするよ
月見里さん(e02692)と一緒に行くよ

・戦闘
★スナイパー
民間人の安全を第一に、敵が民間人を襲えないように立ち回るよ
もし戦闘中に民間人が出てきたら急いで避難誘導、身体を張って守るよ!
BSになったら★シャウトで回復
★達人の一撃が命中率100%以上なら優先して使うよ
あとは確実度が高い順に使うよ

あなたが憎しみと絶望で戦うなら
わたしは……愛と希望で戦うよ
奇跡が起きて、あなたを人間に戻せるって信じたい
希望は絶対に捨てない
それがわたしの強さ
わたしの愛!

マジカルレイヤー 仮プレイング

・心境
アニメキャラに憧れる気持ち、痛いくらいわかるよ
真似したり、衣装を着たり、ほんの少し想うだけで
あの子達が本当に傍にいるんじゃないかって思えて
心がどこまでも強くなるの

お姉さん(被害者)は夢を叶えなかったんじゃないの!
コスプレの難しさ、なりきりの尊さ、自分が掲げた理想!
それがわかるから……自分がちっぽけに見えて、諦めちゃうの
その気持ち、その大きな夢を悪いことに使うなんてひどいよ!
今のわたしは本気で怒ってるよ!!

・誘き寄せ
スタジオで待ち伏せする予定なの
スタジオに事情説明して貸切にしてもらって人払いもしておくよ

・戦闘
【スナイパー】
敵が現れたら変身(プリンセスモード)して戦うよ
一番確実度が高い技を使うよ
仲間の動きをよく見て、助け合って戦いたいな
お姉さんの夢はすごく強い
でも今のわたしには仲間がいるから!
絶対諦めないから!

・戦闘後
みんなでコスプレ撮影会をするみたい
わたしも変身したまま参加しようかな!

空野・灯 戦闘スタイル・アイテムと技まとめ

■戦闘スタイル

 ホワイト、ムーンライト、フォーチュン、モフルンに近い動きをする。

 主に受け流し(弾き)からカウンターを打ち込むスタイル。

 ラブリルブレスの謎パワーを盛り込み、半ば魔法のような戦い方もする。

 反面防御をほとんどせず、避けて殴る無謀な戦闘スタイルとも言える。

 隙あらば大技をぶっこむ。

 

■武器

ラブリルブレスはつまりラブプリブレス。

ラブ+リトルが語源。幼い愛の意味。

ラブプリブレスと同じく、想いの力を具現化しあらゆる攻撃を可能にする。

発動は前準備なしでも可能だが

景気づけに叩いたりぐるぐるしたりするとキッズが真似するんじゃないかな。

中心は押し込み式のハート型ボタンになっていて

押すと天使の羽が左右に展開する。

 

■変身アイテム

リンカーネイトメロディアはコンパクトサイズのオルゴール。

付属品のビーズをセットしてダイヤルを回すと

鏡に理想の自分が映り、虹色の光と天使の羽根に包まれリンカーネイトする。

 

■妖精について

この世界は目覚めの世界(現実)で、プリキュアが存在できる世界ではないことから

プリキュアの妖精が入り込む余地はないものとする。

もし世界中の人間が希望を望むのならプリキュアの力を現実に反映させることも可能かも知れない。

 

■箱技

 未定

 

■浄化技

 リンカーネイト・エクスチェンジ

 武器を必要としないビーム状の技。

 正しくは浄化ではなく、相手の気持ちを昇華・逆転させて自らの成長を促すもの。

 従って灯自身が相手を理解しなければヒットしない面倒な技となっている。

 例えばプリキュア原作に登場する敵に撃つ場合

 敵を浄化するのは灯ではなく、闇に打ち勝つゲストキャラ自身の力である。

 灯は自分を変えることよりも、誰かの良さを見つけて世界を少しだけ幸せにしたい。

 そのためなら自分が光を浴びなくとも構わない。

 灯の願いの現れ。

 TW5システム非対応につき使用禁止。

 

■ラブリルブレス

 リンカーネイト・ズームパンチ

 パンチングパンチだがバリエーションが多い。

 普通に打ち出すこともあれば、鞭のように反動で殴ることもある。

 空中から叩きつけもするしダブルで出すこともある。

 カウンターで出したりもする。とにかくよく使う。

 拳だけでなく腕ごと作り出すこともある。ああもうめちゃくちゃだよ。

 

 リンカーネイト・ダブルコブシバズーカ

 そうだよプリンセスゲンコツツインマグナムだよ。(諦め)

 ズームパンチが威力重視の追撃ならバズーカは誘導有りのホーミング。

 プリンセスのようにカッコよく撃つのではなく

 弾丸マシンガンのぐるぐるモーションで振り回して投擲し

 その後コブシ弾が点火し追尾するよくわからない技。

 めぐみは誠司もブルーも脇に置いてひめと最終話までイチャラブすればいいんです。

 めぐみはひめと同じ高校に行きたくて勉強をするようになり

 40話以降はブルースカイ王国に留学するという目標が見えてくるんですよ。

 窮地に陥って自立するのではなく、大切な友人のために自立する。

 いやぁプリキュアらしい定番の流れじゃあないですか。

 ハピチャは確かに脚本的にも冒険しましたが友情パワーは大事だと思うんですよ。

 ここに書くなって?

 世界でたった一人のお姫様がこれを読めば私の正体がわかる仕組みになってます。

 

 リンカーネイト・コークスクリュー

 ただのコークスクリューではない。

 力を宿した右手で地面を叩きつけ飛翔、そのまま回転して繰り出す謎の技。

 一応腕もひねっているからコークスクリューだと思う。たぶん。

 一度だけ、正しいコークスクリューを打ったことがあるが技名を叫んでいないためノーカウント。

 

 リンカーネイト・ブレイブソード

 はいライジングソードです。

 ライジングソードほど形がはっきりしてない。光の剣やライトセーバーに近い。

 切れ味は悪く、あくまで危険な技を受けるときに使う。

 攻撃時はなんと剣を囮に使い、拳を叩き込むという完璧な人もビックリの自虐技を披露した。

 尚、雑魚は触れるだけで吹っ飛ぶ模様。

 

 リンカーネイト・シャワーコール

 力を宿した拳で地面を殴り、光の壁を噴き出させる可愛くない技。

 乱戦時に緊急回避で使うことが多い。

 防御性能はあまりない。目くらましか?

 

 リンカーネイト・タワーシールド

 こちらは純粋な防御技。

 と騙された視聴者が大量発生した。

 これは防御用ではなく、強力なシールドバッシュに使う光の盾である。

 一度だけ突進に使ったこともある。

 

 インパク

 いわゆる発剄。

 力を相手の中に押し込んで爆発させる悪役な技。

 いやあんたヒロインやがな。

 

 プリキュアキック

 気分が乗るとよくやる。どうしても自分はプリキュアだと思いたいらしい。

 

 おしりパンチ

 どうしてもやりたいらしい。当たったことはない。

 

■技名なし

 足払い→エリアル始動キック

 結構つかう。主に浄化技バンクの前に。

 

 連続エネルギー弾

 やったか! いや、まだだ!

 

 ぐるぐるパンチ

 隙を作った敵に思い切り振りかぶって打ち込む。

 これも浄化技バンクの前によくやる。

 

 連続キック

 ハイキック→ミドルキック→後ろ回し蹴りの連撃。

 フローラ的な軽快な音と共に繰り出した技。

 一話で試しにやったら作画が良すぎて絶賛されたやつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

■最終技

 プリキュア・ライフストリーム

 数々の愛を知り、全ての宇宙と繋がった灯が

 正真正銘のプリキュアに変身し、放つ奇跡の技。

 世界に生きる全ての命が集い一度限りの奇跡を引き起こす。

 生命の奔流、生命賛歌。

 地球に宿るグラビティチェインとは、守らなければならないというものではなかった。

 それは生命賛歌。

 やがて滅びゆく星を捨て、宇宙へ命を繋げてほしいと願う星の歌。

 たぶんきっと永遠に未実装。

空野・灯 変身バンクについて

■ノーカット版

1.コンパクトを開く、鏡に向かって弱気な表情

2.キリッと覚悟の表情

3.カメラ回り込み、コンパクトを両手で包み目を閉じ祈る仕草、いつもの謎ドレス

4.コンパクトを左手で持ち、カッコよくセリフ

  『プリキュア! イマジネーション・リンカーネイト!』

5.右手でビーズをセットする、カメラはビーズを追いコンパクトのアップへ

6.ダイヤルを回すと音楽が鳴りカメラに向かって光が放射

7.背景に巨大な時計の魔法陣、反時計周りに針が動き巻き戻しを再現

8.灯登場、光が入り乱れる

9.今までプリキュアに使われた色が灯に当たると羽根が舞い上がり衣装に変わる

10.ここから灯は期待に満ち溢れた笑顔に

11.不思議空間を飛ぶように光を受け、まず上着を装着

12.上着はピンクのキャミソール生地が先に出来、羽根が集まり周りのふわふわも一気に出来上がる

13.二重スカートは下の白フリルスカートがポンと現れ、腰から光が下方向に溢れながら上のピンクスカートが下へ下へと生えてくる感じ

14.灯が嬉しそうに両手を広げ回転、手がアップ&スローになりアームカバー装着

15.可愛く着地、右足のつま先で地面をノックするとブーツ装着

16.カメラ回り込み、灯の笑顔アップをスローで流す、イヤリング装着

17.正面に戻り頭に羽根カチューシャ、髪がブロンドに変化し、ふわっと浮いてツインテール

18.ここで時計の魔法陣が0時に、不思議空間から晴れた大空へ

19.時計の魔法陣が割れ、中から前向きな灯が飛び出て二人は抱き合う

20.笑いあって一つになり、カッコよく決めポーズ

21.キュアネーム宣言、手足の閉じた天使の羽が展開されBGMエンド、終わり

空野・灯 裏設定・性格と外見

※アンオフィシャルを含みます

 

■裏設定 ※アンオフィシャル

 灯は元々自宅警備員としてケルベロスに覚醒していた。

 覚醒したのはプリキュアショーを見た瞬間だったが

 自分の力を信じていなかったため発現には至らなかった。

 

 灯を覚醒に至らせたものは

 【旧オラトリオの巻き戻し】であり

 我々が知る時間軸とは別の、上位世界から見た時間軸に取り残された

 巻き戻しの力が灯の想いに共鳴し

 灯が前向きに生きていた世界を引き寄せ、変身を遂げるのである。

 すなわち純粋な変身ではない。

 灯が誕生した時点から派生した世界線から、灯自身の可能性を収束させ

 過剰に極大化した自我によってプリキュアらしきものに変身する。

 従って、灯の想像力によりプリキュアのルールを守っているように見えるが

 実際は旧オラトリオの干渉によるもので、プリキュアとは無関係である。

 

 なぜ巻き戻しが共鳴したのか。

 それは巻き戻しの能力が、地球に生命が落ちた時点よりも前を起点としたため

 地球と生命の意思が巻き戻しの力に干渉しあい

 地球の生命が存続する未来を強引に引き寄せた結果(ケルベロス誕生)から

 現代になっても灯が生きようとする強い願いに共鳴し、その未来を引き寄せた。

 つまり現在のオラトリオは力を失ったが、世界の一部として巻き戻しは機能し続けている。

 

 本来グラビティチェインはただの力であり、命を象るエネルギーである。

 巻き戻しはこの進化がより生存する未来を検索し、必要な道順を現代まで辿らせるもの。

 巻き戻しが過去と捉える時点までは道順を辿らせるが

 それ以降は道順すら不明で可能性に賭けるしかない。

 多くのケルベロスが覚醒し、デウスエクスすら地球に根付くのも

 ケルベロスの選択に巻き戻しが共鳴し、多少なりとも引き寄せを行っている結果。

 灯もその一部。

 灯が能力を使える状態になったのも、他のケルベロスが覚醒した原因と大差はない。

 

 灯がプリキュアの力だと思いこんでいるものは全て自宅警備員のもの。

 どれもなんやかんやあって発動しているだけで

 灯をプリキュアらしくしているのは全て本人の意思そのもの。

 

 ■性格

 ・変身前

  マイナス思考。悲観的。消極的。自己犠牲。

  本質は愛溢れる子だが、育ちの悪さから人間不信になっている。

  覚醒してからは少しずつ人間を信じるようになったが

  人の悪意を見るとすぐに逃げ出してしまう。

  悪意を見ないように人とは関わらない生き方を選んでいる。

  これ以上世界を嫌いたくない。失望したくない。

  絶望に飲まれまいと灯なりに抗う姿。

  いつも善意や愛情を探している。

  どんな些細な想いも大切に受け止め希望の糧にしている。

 

 ・変身中

  変身中は前向きになり、プリキュアらしく決して諦めない強さが宿る。

  性格としては冷静な愛乃めぐみであり

  取り柄のない灯はがむしゃらに愛を振りまくしか方法論がない。

  これは人間関係を培わなかった灯の課題となる。

 

 

  自分の善意を決して疑わず、人の心には必ず愛があると信じている。

  キュアラブリーを心から敬愛していて、迷った時はラブリーのように振る舞おうとする。

  反面、敵にも愛があると考えて手加減してしまうこともある。

  戦闘だけでなく、同じプリキュア好きやヒーロー好きの子どもたちのためにも活動する。

  人の夢を背負う覚悟もある。気持ちは誰よりもプリキュア

 

■外見

 ・変身前

  いつも申し訳なさそうにしてる黒髪ロングの女の子。

  とにかく自信が無さそう。実際無い。

  服装もひたすら無難なものを着る。

  外見的な特徴もこれといってなく、どこにでもいる平凡なダメ子。

  風呂上がりは貞子。

  修学旅行で貞子のモノマネをしたら一人失神させた伝説。

 

 ・変身後

  ブロンドピンクに分類される。

  カラーリングはピンクとホワイトの二色。

  髪型は更に長くなり、ツインテールに。

  衣装は上下で分かれていて

  キュミソールベースに羽根などの飾りを追加したいつもの上着に

  二重ミニスカート+スパッツの定番。

  胸元にブローチと大きめのリボン。

  全体にオラトリオを思わせる装飾。

  靴は白ブーツにピンク装飾の定番。若干丸みがある。

空野・灯 イントロダクション

※アンオフィシャルを含みます

 

東京都の住宅街に生まれる。

父母娘の3人家族。

父親はビルメンテナンス業者の社員。母親は天文学者

愛に溢れる家庭に生まれた灯だったが、1才になる頃にデウスエクスに街を破壊されてしまう。

家も仕事場も失い、避難所で暮らすように。

しかしデウスエクスは代わる代わるに街を襲い、避難所を転々と移り住む生活が始まる。

灯が3才の時にはすでに3回目の避難所生活だった。

 

その年、灯は近所の公園で運命の出会いを果たす。

ボランティアのプリキュアショーを生まれて初めて目にした灯は心を強く揺さぶられた。

それからは本放送も視聴するようになり、灯の心にはいつしかプリキュア達が居着いていた。

避難所では貧困に悩む大人達のいさかいで溢れていた。

優しかった両親も幸せとは程遠い生活の中で心が痩せ細っていた。

灯にとって、プリキュアは心の支えだった。

 

灯が小学校にあがる頃には小さな仮設住宅での生活だった。

避難所のいさかいを見て育った灯には、全ての人間が恐怖の対象に見えていた。

同級生ですら灯は心を開かなかった。

もはや、共感する勇気も、灯にはなかった。

その後も仕事を探す両親に連れられ街を転々とした。

ようやく友人ができそうになると転校。

この頃から両親も不仲になり、灯の目の前でも平然と怒鳴り合うようになっていった。

 

灯が10才の時。

母親は買えなかった誕生日プレゼントの代わりにプリキュアの映画に連れて行った。

スクリーンの中でプリキュアが言う。

どんなときも絶対に諦めない。

その言葉は、何もかもを諦め始めた灯の心をえぐった。

いつしか私はプリキュアの敵になってしまった。

その心を代弁するかのように、スクリーンの中で悪役が叫ぶ。

何をやってもダメだった。誰も自分を認めなかった。こんな世界大嫌いだ。

暴れまわる悪役を、プリキュアは捨て身で飛び込み抱きしめた。

灯は思い出す。

悪すら受け入れる強さ。私はそんな強さに憧れていたと。

気付けば劇場内にはたくさんの光が揺れていた。

プリキュアを応援するミラクルライトの光。

子どもたちの純粋な想いの証だった。

灯はしばらくぶりに涙を落とした。

 

そして灯は中学1年。

再び東京へ戻り。ケルベロス率いる勢力の元、家族はようやく家庭を取り戻そうとしていた。

灯はまだ心を開けずにいた。

友人はいない。灯を友人と思う者もいなかった。

そんなとき、デウスエクスが中学校を襲った。

初めて目の当たりにするデウスエクスにあかりは恐怖のあまり立ち上がることもできず。

目の前でクラスメイト達が死にゆく様をただただ見ていた。

こんなつまらない世界の終わりは、きっとひどくつまらないものだろう。

灯は思った。

しかし灯にはもう一つの現実が見えた。

 

もし、ここにプリキュアがいたら。

 

彼女達ならどんな逆境にも立ち向かい最後まで戦ってくれる。

今すぐにでも人生が終わる時間の中で灯は考えていた。

もしも

自分がケルベロスに覚醒して、プリキュアのように戦えたなら

閉じたはずの心から、希望の光が僅かに火を灯す。

灯は自分が輝いていることに気付く。

いつも持ち歩いていたミラクルライトが眩い光を放っていた。

デウスエクスも異変に気付き灯に襲いかかる。

しかし光の壁に弾き飛ばされていく。

 

灯がミラクルライトを握ると

それはコンパクトサイズのオルゴールに変化した。

オルゴールは独りでに鳴り始め、辺りは不思議な空間へと変貌する。

灯は驚いたまま立ち尽くしていた。

灯の中に声が響く。

プリキュア・イマジネーション・リンカーネイト

 

震える声で叫ぶ。

すると、灯は虹色の光に包まれた。

心が開いていく。

プリキュアのように今日までを過ごしていたら

灯の心にある後悔が、希望の力になり

理想の自分に生まれ変わる。

新たな自分になった灯は、あの日見た少女たちのように華やかな衣装を纏っていた。

今ここに、新たなケルベロス

いや、プリキュアが誕生したのだ。